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『聖家族』(せいかぞく)は、堀辰雄の短編小説。師であった芥川龍之介の自殺の衝撃から創作された作品で、文壇で認められた堀辰雄の出世作であり、初期の代表作でもある〔〔。ある青年が、敬愛する師の死をきっかけに、師の恋人だった夫人と彼女の娘と出会い、師と夫人の関係に、青年自身と少女の恋愛を重ねながら自己のあり方を確立してゆく物語。死者を軸にした三人の微妙な心理描写が、ラディゲやコクトーから学んだ理知的な手法や文体で描かれている〔〔丸岡明「解説」(文庫版『燃ゆる頬・聖家族』(新潮文庫、1947年。改版1970年)〕。堀は初版刊行にあたって、「私はこの書を芥川龍之介先生の霊前にささげたいと思ふ」という献辞をつけている〔源高根「解説」(文庫版『菜穂子・他五編』)(岩波文庫、1973年。改版2003年)〕。 == 発表経過 == 1930年(昭和5年)、雑誌『改造』11月号(第12巻第11号)に掲載され、翌々年の1932年(昭和7年)2月20日に堀自身の装幀で江川書房より単行本刊行された〔「解題」(『堀辰雄全集第1巻』)(筑摩書房、1977年)〕。文庫版は新潮文庫の『燃ゆる頬・聖家族』、岩波文庫の『菜穂子・他五編』に収録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖家族 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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